北海道の移住先におすすめ

北海道の移住先におすすめ!北海道民が選ぶ住みやすい街とは?

あなたは北海道に移住してのんびり過ごしたいと思ったことはありませんか?

北海道に移住したい!

でも北海道って実際に住むとどうなの?

雪は?寒さは?

北海道に移住を考えているけど、こんな疑問や不安があるという人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では生まれも育ちも北海道で道内在住の筆者が、移住先におすすめの市町村をメリットとデメリットを踏まえつつ紹介していきます。

仕事などで北海道に移住予定という人や、将来北海道に移住したいと思っている人にとって参考になる記事になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

移住におすすめな北海道の市町村

まずは、北海道の基本情報をざっくりと

  • 人口約514万人(令和5年1月時点)
  • 日本で本州に次ぐ2番目の面積を誇る島
  • 冬はとにかく寒い
  • 雪が多い(※地域差あり)
  • 暖房費がかかる
  • 車社会
  • 梅雨がない
  • 花粉が少ない(※しらかば花粉はある)
  • ゴキブリがいない(※繁華街にはいるという噂あり)

冬が寒いということはもはや説明不要だと思いますが、雪の降る量は地域によってかなり違うことをご存じですか?

近年では空知地方の岩見沢市が記録的積雪量になることが多く、道東の十勝や釧路地方は比較的雪が少ない地域です。

また、気温的にも地域差がかなりあり、道南の函館などは北海道の中では温暖な地域で、道北の旭川や十勝地方の陸別町は厳冬で有名です。

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札幌市

言わずと知れた北海道最大の都市。道庁の所在地です。

北海道らしい大自然の中で農作業をして暮らしたい!という願望が無ければ、とりあえず札幌市が一番おすすめです。

札幌市がおすすめの理由
  • 道内最大の都市なだけあって不便が少ない
  • 道内で唯一地下鉄がある
  • 地下歩道空間「チ・カ・ホ」がある
  • 路面電車もある
  • 車が無くても生活できる
  • イベント事は札幌開催が多い

札幌市は道内最大の都市というだけあって、道内でも札幌にしかない店なども多く、生活に困ることはほぼないでしょう。

郊外にはコストコや、隣の北広島市には三井アウトレットパークなどの大型施設もあり、札幌駅から直通バスも出ていて気軽に行けるのも魅力です。

地下鉄と地下歩行空間を上手く利用すれば、寒い冬でも外を歩く時間を減らすことができます。バスもうまく使えば、自動車が無くても生活できます。

コンサートや舞台、スポーツなどのイベントの多くは札幌での開催になっているので、エンタメが好きな方やスポーツ観戦をしたいという方は札幌に住むことをおすすめします。

また、札幌中心部はロードヒーティングになっているところも多くそれほど雪が積もらないので、マンションなどの集合住宅に住めば、除雪をほとんどしなくて済みます。

ただしデメリットもあります

札幌移住のデメリット
  • 家賃が高い
  • 郊外は車がないと不便
  • バスの減便問題

当然ながら、道内の他の地域に比べると家賃が高いです。

その分仕事も多く時給も高いので、札幌近隣の江別市や北広島市、石狩市に住んで札幌に通勤する人も多いです。

札幌郊外になると地下鉄や路面電車がなくなるため、道内の他の地域同様に車が必要になるかもしれません。

さらに最近深刻なのが、バスの運転手不足による運行ダイヤの減少や、運行時間の短縮です。

北海道全体的に見てもバスの運転手不足問題は深刻ですが、バスと地下鉄で通勤する人が多い札幌では特に影響が大きいようです。

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札幌近隣の市町村

札幌の次におすすめなのが札幌近隣の市町村です。

中でも江別市、北広島市、石狩市がおすすめです。

札幌近隣がおすすめの理由
  • 札幌の通勤範囲内で交通が便利
  • 大型商業施設がある

特に北広島市は、先述した三井アウトレットパークがあるうえに、2023年に日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」が開業し、道内外から注目を集めています。

このアメリカ流ボールパークには、ホテルや温泉、レストランが併設されており、公園や住宅、子育て支援施設も設けられる予定なので、野球に興味がない人でも楽しめるでしょう。

デメリットとしては、車で商業施設に訪れる人が多いので、商業施設周辺では渋滞が起こりやすいという点が挙げられます。

特に週末は三井アウトレットパークやコストコ周辺が込み合うので、車を運転するという方は注意が必要かもしれません。

帯広市

道東・十勝地方最大の都市である帯広市は、北海道らしい生活と、ある程度の利便性を両立できます。

帯広市がおすすめの理由
  • 農業・酪農・畜産が盛んなので食べ物がおいしい
  • スイーツの名店が多い
  • 雪が少ない
  • 牧歌的な景色が見れる

ジャガイモ、トウモロコシ、牛乳、食肉など、北海道を代表する食材が多く生産されているので、野菜の直売所などでは新鮮な食材が手に入ります。

帯広市にはスイーツの名店も多く、マルセイバターサンドで有名な六花亭の本店や、道民で知らない者はいない三方六でおなじみの柳月本店、大きなスイートポテトが人気のクランベリーの本店があります。

道東地方は北海道でも雪が少ない地域で、全く降らないわけではありませんが、道央や道北に比べると雪かきの回数が少なく済みます。

雪が少ないので、ウィンタースポーツはスキーではなくスケートが主流です。

中心部から少し車を走らせれば、すぐに広大な畑や草をはむ牛など北海道らしい牧歌的風景を見ることができます。

帯広市のデメリット
  • 夏は猛暑日になることがある
  • 札幌が遠い

温暖化により帯広市の年間平均気温は少しずつ上昇しており、夏には真夏日や猛暑日になることもあります。2019年5月26日には38.8℃を観測し、北海道内の観測史上第2位を記録しました。

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しかし、湿度が低く、朝晩は気温が20℃以下に下がることが多いので、比較的過ごしやすいでしょう。

札幌が遠いので、一般道で行くには約4時間掛かり、道東自動車道を使うと約3時間掛かります。冬道だと車の速度を落とさないといけないので更に時間が掛かります。

釧路市

帯広よりさらに東に位置する港町である釧路市は、道内屈指の冷涼な気候で暑さが苦手な人におすすめです。

釧路市がおすすめの理由
  • 夏でも涼しい
  • 冬は帯広より雪が少ない
  • 自然豊かな環境で魚もおいしい

釧路市の最大のおすすめポイントは、夏の7月から9月の平均気温が約21℃という冷涼な気候です。夏でも半袖を着ていると寒いくらいです。

さらに冬は雪がかなり少なく、海岸側では雪かきの頻度はかなり少ないです。(内陸の阿寒地域は降雪量は多い)雪かきに不安を抱いている方にはおすすめの街です。

まりもで有名な阿寒湖や、世界屈指の透明度を誇る摩周湖、広大な釧路湿原国立公園などがあり、北海道らしい雄大な風景を身近に感じながら生活できます。

新鮮な海産物が市場で手に入るので、お刺身など魚が好きな方にはたまらないでしょう。

釧路市のデメリット
  • 夏は霧が発生する
  • 人口が減少してきている
  • 札幌が遠い

釧路市は霧の町としても有名です。夏は気温は低いですが、濃霧になる日が多く、車の運転には注意が必要です。

釧路市は人口減少に歯止めがかからず、2020年12月末時点の人口が帯広市を下回りました。今後生活していくうえで、雇用や行政の取り組みを見極める必要があります。

最大のデメリットは道央とのアクセスがしにくい点です。道東自動車道を使って4時間以上、JRの特急列車でも4時間以上掛かります。

旭川市

道北地方に位置する旭川市は、札幌に次ぐ北海道第2位の人口を誇る都市です

旭川市がおすすめの理由
  • 交通が整っている
  • 道北で最も都会的な生活ができる

北海道の中央部にある旭川市は、道北の経済・産業の中心都市です。

道内の各方面への物流の拠点になっており、交通の便が良く、札幌への特急の便数も多いので便利です。

道内で札幌の次に大きな都市として賑わう旭川市は、雇用も多く、都会的な生活ができるでしょう。

旭川駅周辺は「北彩都あさひかわ」として再開発が進んでおり、イオンモール旭川駅前店など新しい施設が多く、洗練された街に生まれ変わろうとしています。

旭川市のデメリット
  • 夏が暑い
  • 冬が寒い
  • 雪が多い

上川盆地に位置する旭川市は寒暖の差が大きく、夏は道内で最も気温が高くなることもあり、1989年には36℃を記録しました。

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また、冬は道内屈指の寒さを誇り、1902年1月25日に記録した-41.0℃は日本観測史上最低の気温です。

冬は雪も多く、雪かきが欠かせないでしょう。岩見沢市のようなドカ雪は多くありませんが、1年間で雪が降る日数は約143日と日本国内最多です。

積雪により道路の幅が狭くなり、住宅街では車同士がすれ違えなくなり、幹線道路も二車線が一車線になるので、渋滞が起こりやすくなります。

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苫小牧市

北海道中南部の胆振(いぶり)地方に位置する工業都市・苫小牧は、札幌市・旭川市・函館市に次いで人口が多い街です。

苫小牧がおすすめの理由
  • 夏が涼しい
  • 冬は比較的暖かく雪も少ない
  • 札幌や千歳へのアクセスがしやすい

苫小牧市は釧路市と同様に、太平洋側気候の影響を受けているため夏は冷涼で過ごしやすく、8月の平均最高気温は23.4℃となっています。

また、冬は北海道内でも比較的積雪量が少なく、年間降雪量は札幌市の4分の1ほどで、雪かきの頻度は少なくすむでしょう。

札幌と新千歳空港に近く、車でもJRでもアクセスがしやすいのが魅力です。

北海道内最大の店舗面積を持つ「イオン苫小牧店」をはじめ、商業施設も多く、生活に困ることはあまりありません。

苫小牧市のデメリット
  • 住む地域によっては不便
  • 車がないと買い物が不便

苫小牧市は横に長い形をしており、「イオン苫小牧店」などがある東側の地域に住めば便利ですが、反対の西側に住んだ場合少し不便かもしれません。

また、苫小牧市の端から端まで車で約30分かかるので、住む場所によっては車が無いと生活が不便になる可能性があります。

まとめ

移住におすすめの市町村は
  • 利便性なら札幌市とその近隣都市、旭川市
  • 北海道らしい生活を楽しみつつそこそこの利便性を叶える帯広市
  • 夏は涼しく雪が少ない釧路市
  • 好立地で夏冬過ごしやすい苫小牧市

いかがだったでしょうか?

北海道は移住者に向けた支援を行っている市町村も多くあるので、是非チェックしてみてくださいね。

札幌市のホームページ

江別市のホームページ

石狩市のホームページ

帯広市のホームページ

釧路市のホームページ

旭川市のホームページ

苫小牧市のホームページ

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