北海道の春や秋はどんな靴を履けばいい?靴屋店員が解説します
北海道の約半年は冬と言われますが、冬以外の夏や春・秋などは、もちろんスニーカーなどの普通の靴を履きますよね。
しかし、雪が融ける春先や、雪が降り始める秋の終わりなどは、足元が濡れて汚れやすいので、どんな靴を履けばいいのか悩んだことはありませんか?
また、旅行や仕事でこの時季に北海道に行くという人も、どんな靴を履けばいいのか迷ってしまいますよね?
雪がちょっとだけある季節ってどんな靴を履けばいいのか毎年悩む・・・
北海道に行くことになったけど、雪が少しある時季はどんな靴を履けばいいの?
こんな悩みや疑問をお持ちの人も多いのではないでしょうか
そこでこの記事では、北海道の靴販売店で勤務経験がある筆者が、この微妙な時季におすすめの靴を紹介していきます。
春や秋の靴選びの参考になる記事になっていますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
北海道で靴選びに悩む時季とは?
雪が積もり完全な冬になれば、迷うことなく冬靴や防寒長靴を履く道民ですが、生粋の道民でもどんな靴を履けばいいのか分からなくなる時季があります。
それが、
- 秋の終わりから初冬にかけての雪が積もりきらない時季
- 春先の雪が融け始める時季
です。
「秋の終わりから初冬にかけての雪が積もりきらない時季」は、チラホラ雪が降るものの、まだ積もらない時季なので、道路や歩道はアスファルトが見えている状態です。
この時季に完全冬仕様の冬靴を履くのはまだ早い気がするけど、普通の靴だと濡れたり汚れそうだし、どっちを履けばいいのか分からない・・・という道民は意外と多いです。
「春先の雪が融け始める時季」は、雪がかなり融け始めて、昼間は春の陽気になるものの、日陰などの陽が当たらない場所には雪がまだまだ積もっているような状態です。
この時季になると、誰しも冬靴ではない普通の靴を履きたくなりますが、雪解けの水で水たまりができていたり、ホコリもすごいので、春先にお気に入りの靴を履くには覚悟が必要です。
道民はどんな靴を履いている?
では、実際に道民はこの微妙な季節にどんな靴を履いているのでしょうか。
冬靴や長靴、カジュアルブーツにコートスニーカーなど、道民でも人によって履いている靴は様々です。
長靴
北海道の歩道は、車が通る道路のようにきれいに除雪されていない場合が多く、そのため特に春先は雪解けでぐちゃぐちゃになっているので、靴が濡れることも多いです。
このような歩道を歩く機会が多い人や、靴を濡らしたくないという人は長靴を履いています。
長靴と聞くと、昔ながらのちょっと野暮ったいシルエットのものを思い浮かべる人も多いと思いますが、近年の長靴はお洒落なデザインのものが多く、若い人でも気軽に履けるんです。
特に最近は、歩きやすく脱ぎ履きしやすいショート丈の長靴が人気があります。
コートスニーカー
コートスニーカーとは、アッパー部分が合成皮革や本革で作られているスニーカーのことで、アディダスやナイキのものが有名です。
合成皮革は基本的に水に強い素材なので、少しの雨やちょっとした汚れはふき取ることができます。
そのため、少しの雪ぐらいならコートスニーカーで乗り切るという道民もいます。
ただし、もちろん完全防水というわけではないので、長時間雨に打たれたり、水たまりに入ってしまうと浸水し汚れてしまいます。
コートスニーカーの中には、アディダスのスタンスミスなどといった本革を使用した靴がありますが、本革は水に弱く、雨に濡れるとシミになってしまうので注意が必要です。 本革のコートスニーカーに限らず、本革のビジネスシューズなども水に弱いので、履く前にはしっかりと防水スプレーをかけるようにしましょう。
アウトドアシューズ
アウトドアシューズとは、登山やキャンプなどのアウトドアでの使用に適した靴のことです。
雨の侵入を防ぎつつ靴の中がムレにくくできているトレッキングシューズは、まさに北海道の微妙な季節に最適と言えます。
靴が濡れたり汚れるのは嫌だけど、長靴は履きたくないし、コートスニーカーはちょっと心配・・・という人におすすめです。
唯一のデメリットは、本格的なトレッキングシューズは高性能な反面デザイン的に服装と合わせづらいいう点が挙げられます。
アウトドアシューズのメリット
では、アウトドアシューズを履くとどんなメリットがあるのでしょうか。
実際にアウトドアシューズを愛用している筆者が感じたメリットを紹介していきます。
天候を気にしなくていい
アウトドアシューズは晴れでも雨でも履けるのが最大の魅力です。
例えば、朝は雨が降っていたので長靴で出かけたものの、帰りは晴れていて長靴を履いているのがちょっと恥ずかしい・・・そんな経験ありませんか?
防水性能に優れたアウトドアシューズがあれば、そんな経験はしないで済みます。
雨の日専用と言える長靴と違い、アウトドアシューズは晴れでももちろん履けるので、天候の移り変わりを気にする必要が無くなります。
ムレない
完全防水である長靴は雨の日や雪の日には最強の一足となりますが、長時間履いているとムレるというデメリットがあります。
性能が優れたアウトドアシューズは、各メーカーがムレにくい技術を採用しているので、長時間履いてもムレにくいというメリットがあります。
筆者がフジロックで長時間長靴を履いた時は靴下が濡れるくらいムレましたが、トレッキングシューズを履いていた時はムレることなく快適でしたよ。
北海道では日常使いできる
実はアウトドアシューズは北海道でかなり活躍する靴なんです。
アウトドア好きな道民はもちろん、北海道に移住してきた人たちは北海道のアクティビティや大自然を満喫したいと思っているのではないでしょうか。
そんな人たちにアウトドアシューズはかなりおすすめです。
また、アウトドアに興味が無い人でも、春先の雪解け時季や初冬の雪の降り始めにアウトドアシューズを履くという人は多いです。
筆者もその中の一人ですが、雪解けでぬかるんだ場所が多い季節などにはかなり重宝しますよ。
アウトドアシューズは晴れでも雨でも履けておすすめ!
前述したとおり、アウトドアシューズは登山やキャンプなどの野外での使用が想定されているため、雨に強く汚れにくい靴になっています。
また、各メーカーでは本格的な登山靴からタウン仕様のオシャレなものまで取り扱っているので、アウトドアをしない人でも普段使いの靴として重宝します。
トレッキングシューズ
コロンビアのトレッキングシューズは、北海道の雪解けや雪の積もり始めの季節に最適で、雪が少なく比較的温暖な地域では真冬も履けます。
登山向けに作られており、ソールのグリップ力が高く、春の雪解け時季と初冬のグチャグチャな道もしっかり歩くことができます。
さらに、コロンビアの防水透湿機能「アウトドライ」で、水を防ぎつつも靴の中はムレにくくなっているため、雪や砂利、ホコリなどでグチャグチャな道も、足元を気にせず歩くことができます。
実際に筆者は、コロンビアのトレッキングシューズを雪解け時季や初冬に履いていますが、道路がぐちゃぐちゃでもガンガン歩けるうえ、防水性能が高いので水がしみ込んだことはありません。
防水シューズ
トレッキングシューズはちょっと重いなという人には、防水シューズがおすすめです。
コロンビアの人気の防水シューズ「ホーソンレインシリーズ」は、オシャレな見た目と高い防水性能を併せ持ったスニーカーです。
晴れの日でも雨の日でも天候を気にせず履くことができ、毎日のコーディネートで天候を気にする必要が無くなります。
雨の侵入を防ぐ「ウォータープルーフ」機能や、厚みのあるインソールはクッション性に優れているので快適な履き心地です。
ハイカットのモデルはファスナーで脱ぎ履しやすい
ローカットモデルは、どんなボトムスにも合わせやすく、よりカジュアルにコーディネートできますよ。
今回紹介したホーソンレインは、コロンビア公式オンラインストアでカラーやタイプなど豊富にラインナップされているので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
まとめ
おすすめは
- 長靴
- コートスニーカー
- アウトドアシューズ
いかがだったでしょうか?
北海道は冬の美しいイメージがあると思いますが、完全に雪が積もるまでは道はグチャグチャなことが多く、雪が融ける時季はさらに道路などが汚くなります。
そんな時季には、水や汚れに強く天候を気にせず履けるアウトドアシューズで、ストレスなく過ごしてみてはいかがでしょうか?
また、アウトドアシューズは晴れでも雨でも履けるのはもちろん、とても歩きやすいので、北海道の旅行にもおすすめですよ。
この記事が、あなたの靴選びの参考になれば幸いです。
冬靴については、コチラの記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。