北海道の子どもはどんな冬靴を履いている?靴屋店員が詳しく解説します

北海道の長く厳しい冬は北海道民をおおいに苦しめますが、そんな冬が大好き!という人ももちろんいますよね。

そうです、子どもたちです。

北海道の子どもたちはだいたい冬が大好きで、雪がたくさん積もっていても元気に幼稚園や保育園、学校に通い、雪遊びをしまくります。

そんな北海道の冬を元気に過ごす子たちに欠かせないのが、冬靴です。

小学生以上の子どもは大人よりも雪道を歩く機会が多く、幼稚園や保育園では雪遊びをするので、子どもの冬靴選びは冬の恒例行事なんです。

冬の北海道に家族で観光で行くんだけど、どんな靴を子どもに選べばいいの?

北海道に移住して初めての冬なんだけど、子どもにおすすめの冬靴はあるの?

幼稚園で雪遊びがあるんだけど、どんな冬靴を履かせればいいの?

雪が降らない地域から冬の北海道に観光や移住で訪れるという人や、北海道で子育てをしている人の中には、こんな悩みや疑問をお持ちの人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、北海道の靴販売店で勤務経験があり子育て中の筆者が、冬の北海道で子どもたちがどんな冬靴を履いているのか詳しく解説していきます!

併せて、シーン別のおすすめの冬靴も紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでいただき、子どもの靴選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

家族で冬靴の購入を検討している人はコチラの記事も参考にしてみてくださいね。

子どものスキーウェアについてはコチラの記事で詳しく解説しています。

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子どもの冬靴の種類

大人と同じように子どもの冬靴にもいくつかの種類があり、シーンに合わせて靴を履き分けているという子どもも少なくありません。

大きく分けると、このような種類があります。

  • 防寒長靴
  • ビーンブーツ
  • ダウンブーツ
  • カジュアルブーツ
  • ムートンブーツ
  • スノトレ

大人と同様の種類があるので、利用シーンをよく想像して選ぶのがポイントです。

通学におすすめの冬靴

冬の学校の通学や、幼稚園・保育園の登園は、道が滑りやすくなっていたり、除雪されていない道も歩く場合もあるので、防寒・防水・防滑機能がしっかりとした冬靴を選ぶことが重要です。

防寒長靴

冬の通学におすすめの冬靴、まずは定番の防寒長靴です。

防寒長靴とは、普通の長靴とは違い、裏布がウレタンやボア仕様になっており、ソールも雪道に対応した防滑仕様になっている長靴の事です。

防寒長靴の最大の特徴は完全防水という点です。

特に、昼間に気温が上がり歩道の雪が融けてビチャビチャな時などは防寒長靴一択でしょう。

また、積雪が多い時に除雪されていない道を通るという場合にも、丈が長い防寒長靴なら雪の侵入を防げます。

幼稚園や保育園の雪遊びにも防寒長靴がおすすめです。

冬靴は履く時に手間がかかるものが多いですが、防寒長靴は小さな子どもでも脱ぎ履きが簡単なので、雪遊びの準備もスムーズにできますよ。

また、インソールを冬用のボア素材やウール素材のものに入れ替えると、より暖かくなり快適ですよ。

キャハンの準備も忘れずに!

幼稚園や保育園の雪遊びでは、靴の中に雪が入るのを防ぐためにキャハンといものをつける必要があります。意外と靴販売店には置いてない場合が多く、子供服店などで販売されています。

ダウンブーツ

厳冬期の雪がサラサラになる時季にはダウンブーツがおすすめです。

完全防水の防寒長靴に比べると防水性能は落ちますが、防寒長靴よりも暖かく、防滑性能も高いのがポイントです。

そのため、雪が融けることが無い厳冬期には、暖かさとツルツル路面に対応したダウンブーツでの通学が最適なんです。

ダウンブーツのポイント

ダウンブーツは長靴と違い脱ぎ履きが少し面倒なものが多いので、特に小さな子どものダウンブーツを選ぶ際にはマジックテープがついているものがおすすめです。

ビーンブーツ

ビーンブーツとは、簡単に言うと防寒長靴とダウンブーツの中間のような冬靴です。

元々はアメリカのアウトドアメーカー・L.L.Beanの代表的な防水ブーツの名称ですが、最近ではこのようなブーツが多く販売されており、冬靴のタイプの一つとして呼ばれることも多いです。

アウトソールから足首あたりまでのアッパー部分はゴムや合成材で防水性能が高く、アッパーから上部はレースなどで調節可能な作りになっています。

路面がビチャビチャでも浸水する可能性はあまりないので、一冬通して履くことができます。

靴選びのポイント

安価なビーンブーツは防滑機能が心もとない仕様になっている場合が多いので、購入の際にはアウトソールが滑りにくい仕様になっているかしっかりチェックしましょう。

スノトレ

スノトレとは、スノートレーニングシューズの略語で、冬仕様のスニーカーのことを指し、子どもから大人まで幅広い年齢層に需要があります。

スノトレの大きな特徴は、防寒長靴やダウンブーツなどの他の冬靴に比べて歩きやすいという点です。

防滑・防水・防寒仕様になっており、しっかり除雪された通学路や、それほど雪が積もっていない時などに適しています。

スノトレの注意点

スノトレは丈が短いので、雪が多く積もった時は雪が靴内に侵入する可能性が高く、ズボンも濡れることがあります。通学路の除雪状況をよく確認して履くようにしましょう。

おでかけにおすすめの冬靴

冬になると出かける場所が限られてくる北海道ですが、週末はショッピングモールなどの屋内施設に出かける道民が多いです。

同時に、冬の屋外イベントに行く機会も多くなりますよね。

ここからはそれぞれのシーンに合うおすすめの冬靴を紹介していきます。

カジュアルブーツ

特に女の子におすすめなのが、カジュアルブーツです。

女の子向けアパレルブランドはカジュアルブーツも多数ラインナップしているので、服と一緒にコーディネートすると可愛いですよ。

カジュアルブーツは雪が無い時季にも履くことができる靴なので、冬でも屋内施設に長時間いるという場合に適しています。

カジュアルブーツの注意点

カジュアルブーツは、実用性よりもデザイン重視で作られているため、防寒・防滑・防水機能が弱めです。そのため、雪が積もっていたりツルツルした道では気を付けて歩いたほうがいいでしょう。

ムートンブーツ

冬靴の定番・ムートンブーツもおでかけにおすすめです。

ムートンブーツは使われている素材の特性上、水に染みやすく、防滑性能も弱めなものが一般的です。

そのため、通学には向いていませんが、車で出かけてあまり雪道を歩かない場合のおでかけなどにおすすめです。

ムートンブーツのポイント

ムートンブーツは他の防水性能が高い冬靴と比べて水が滲みこみやすいのが欠点なので、防水スプレーをこまめにかけると滲み込みにくくなりますよ。

ダウンブーツ

冬の北海道は各地で雪まつりなどのイベントが開催され、子どももたくさん遊びに行きますよね。

そんな屋外に長時間滞在するようなイベントに出かける際には、ダウンブーツがおすすめです。

ダウンブーツは冬靴で最も重要な防寒・防滑・防水機能がバランスよく搭載されており、長時間屋外にいる場合には心強いでしょう。

さらに丈が長めのダウンブーツを選べば、より暖かく過ごすことができますよ。

サイズ感に注意!

ダウンブーツを選ぶ際には、冬用の厚めの靴下を履くかなど、実際に履くシチュエーションを考慮したサイズ選びをするようにしましょう。

子どもの冬靴はレンタルもおすすめ!

冬靴は一年中履くわけでもなく、さらに子どもの場合足のサイズが大きくなるので、せっかく買った冬靴も翌年にはサイズアウトしてしまいます。

また、観光で温暖な地方から冬の北海道に旅行で訪れる場合も、旅行の数日間のためだけに冬靴を購入するのはもったいない気もしますよね。

そこでおすすめなのが、子ども靴のサブスクレンタルサービス「Kutoon(クトゥーン)」です。

Kutoonは子ども靴を毎月定額で最大3足までレンタルできるサービスで、ナイキやニューバランスなどの人気ブランドの子供靴を中心にベビーサイズから18㎝まで約3000足がラインナップされています。

もちろんスノーブーツなどの冬靴もラインナップされています!

例えば2足・3足プランの場合、その内1足を冬の間はスノーブーツや長靴にすることで出費を抑えることができるんです。

冬が終われば違う靴と交換するだけなので、履かない・履けなくなった靴の処分に頭を悩ます必要もなくなります。

30日間無料で試すことができるので、興味があるという方は気軽に↓こちら↓から公式サイトをチェックしてみてくださいね。

まとめ

通学におすすめの冬靴は・・・

防寒長靴・ダウンブーツ・ビーンブーツ・スノトレ

おでかけにおすすめの冬靴

カジュアルブーツ・ムートンブーツ・ダウンブーツ

いかがでしたか?

車で通勤する大人と違い、子どもは学校の通学があるため、大人よりも雪道を歩く時間が圧倒的に多くなります。

そんな子どもたちのために、北海道の厳しい冬を快適に過ごせるよう、しっかりとした冬靴を選んであげたいですよね。

この記事があなたの大切なお子様の冬靴選びの参考になったなら幸いです。