冬の北海道旅行ではどんな服装がおすすめ?道民が詳しく解説します

日本列島の最北に位置しているため、言うまでもなく日本で一番寒い冬がやってくる北海道。

冬の北海道では雪まつりなどのイベントが多く、さらに、スキー・スノーボードなどのウィンタースポーツ目当てに、国内外から多くの観光客が訪れます。

そんな冬の北海道旅行では、もちろん暖かい服装をすることが重要です。

しかし、温暖な地域など雪が降らない地域に住んでいる人にとっては、北海道の冬の寒さはなかなか想像がしにくく、どんな服装をすればいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

冬の北海道ではどんなジャケットを着ればいいの?

屋内施設の観光でも暖かい服装をしたほうがいいの?

こんな悩みや疑問をお持ちの方のために、この記事では、生まれも育ちも北海道で現在も北海道で生活している筆者が、冬の北海道旅行におすすめの服装を紹介していきます。

冬の北海道旅行の準備の参考になる記事となっていますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

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北海道で防寒対策が必要な時季は?

北海道の冬の中でも、特に寒い時期は1月と2月です。

そのため、この時期に北海道に行く場合は防寒対策をしっかりとする必要があります。

また、広い北海道では地域ごとに温度差があるので、どの地域を観光するかによっても必要な装備が若干違ってくるでしょう。

北海道の地域別の冬の気温についてはコチラの記事で詳しく解説していますので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。

北海道の冬が寒い地域は?冬の気温と服装を詳しく紹介します

観光内容によって必要な装備が違う

冬の北海道観光の楽しみ方はいろいろありますが、公共交通機関での移動が多かったり、屋外にいる時間が少ない場合と、長時間屋外にいる場合とでは、必要な装備が少し違ってきます。

屋外にいる時間が少ない場合とは?

例えば、地下鉄や地下歩行空間がある札幌中心部をメインに観光する場合や、JRや車で移動する時間が長い場合などです。

長時間屋外にいる場合とは?

冬の北海道はイベントが多く、代表的なものでさっぽろ雪まつりや層雲峡の氷瀑まつりなどがあり、長時間屋外にいることが多くなります。他にも、流氷ツアーを楽しめる紋別市のガリンコ号の乗船や、トマム星野リゾートのアイスヴィレッジなどがあり、これらを楽しむためにはしっかりとした防寒対策が必要です。

屋外にいる時間が多い場合におすすめの服装

冬の北海道は、雪や寒さを活かした屋外イベントがたくさん開催されます。

代表的な北海道の冬のイベント

  • さっぽろ雪まつり(札幌市)
  • 氷瀑まつり(上川町層雲峡温泉)
  • 支笏湖氷濤まつり(千歳市)
  • 小樽雪あかりの路(小樽市)
  • 彩凛華(音更町十勝川温泉)

この他にも、各市町村で開催される小規模の冬まつりやイベントもたくさんあるので、冬の北海道を訪れる際にはチェックしてみるのもおすすめです。

これらのイベントをメインに観光する場合は、万全な防寒対策が必要です。

暖かいアウター

最も重要なのが、しっかりとした機能が搭載された暖かいアウターです。

アウターを選ぶうえでの最低条件がこちらです。

  • フード付き
  • 撥水加工されている
  • 丈は長め
  • ダウンが入っている

まず、雪を防ぐためにフード付きのコートやジャケットを選ぶのが基本中の基本です。

雪を防ぐ以外にも、フードを被ると暖かくなるため、防寒対策の面でもフード付きのものを選ぶようにしましょう。

撥水加工されているか否かもかなり重要なポイントです。

サラサラとした雪が多い北海道ですが、それでも大量に雪がアウターにつくと濡れてしまいますし、気温が高い日の水分を多く含んだ雪でアウターがびちゃびちゃになることも。

しっかりと撥水加工されたアウターを選べば、雪をサッと払うだけで済み、移動で電車やバスに乗った際に気を使う必要もなくなります。

また、アウターの丈が長いと下半身も暖かくなるので、最低でもお尻が隠れるくらいの長さがあるものを選んでほしいですね(理想は膝丈です)

さらに、ダウンが入っているアウターは軽量で暖かいので動きやすく、観光におすすめです。

アウトドアメーカー・コロンビアの防寒ジャケットは、しっかりとした保温・防水機能が搭載されているので冬の北海道観光におすすめですよ。

冬の北海道旅行におすすめのアウターについては、コチラの記事で詳しく解説・紹介していますので、併せて参考にしてみてください。

冬の北海道ではどんなアウターを着ればいい?おすすめの防寒コート・ジャケットを道民が紹介します

ウィンターブーツ

冬の北海道の道はとても滑りやすいので、ウィンターブーツが必須です。

寒冷地仕様ではない靴に滑り止めバンドを付けるという手もありますが、滑りにくくなったとしても、靴が防寒仕様になっていないと足が一瞬で冷えてしまうので、最低でも防寒仕様になった靴を用意しましょう。

冬靴については、コチラの記事で詳しく解説していますのでぜひ参考に読んでみてくださいね。

北海道の冬靴はどんな種類がある?靴屋店員がおすすめの冬靴を紹介します

帽子や耳当て

帽子は雪や風の冷たさから頭を守るための必須アイテムです。

暖かい素材のニット帽などがおすすめですが、ツバが付いている帽子は顔に雪がつくのを防いでくれるのでさらにおすすめですよ。

また、耳が冷えるのを防ぐために耳まで覆える帽子を用意したほうがいいでしょう。

女性で髪型を崩したくないという人や、帽子が苦手という人は、耳当てがおすすめですよ。

マフラーやネックウォーマー

首元が開いたジャケットや、首元に隙間があって冷気を感じて寒い時などに備えて、マフラーやネックウォーマーを用意しておくのも忘れずに。

特に男性や、ショートカットの女性などは首元が冷えやすく、長時間外にいる場合に首元が寒いとじわじわと全身が冷えてくるので、屋外の観光がメインという方にはぜひ用意してほしいところです。

屋内にいる時間が多い場合におすすめの装備

冬の北海道観光はもちろん寒いので、できれば屋内施設をメインに観光したいという方ももちろんいますよね。

この場合、あまり厚着をしすぎると暖房が効いている屋内では暑すぎることがあります。

ダウンコート・ダウンジャケット

屋内メインの観光であっても、暖かい防寒コート・ジャケットは必須です。

暖かい屋内から氷点下の外に出ると特に寒く感じるので、屋外メインの観光と同様にしっかりとした防寒ジャケットを選ぶようにしましょう。

特におすすめなのはダウンコート・ダウンジャケットです。

軽量のものを選べば、屋内でジャケットを脱いで持ち運ぶのがラクチンですよ。

冬の北海道ではどんなアウターを着ればいい?おすすめの防寒コート・ジャケットを道民が紹介します

厚着しすぎない

冬の北海道の屋内は、一般家庭から商業施設まで暖房がフル稼働しているのでとても暖かいです。

そのため、厚着をしすぎると汗をかくくらい暑く感じることがよくあります。

セーターや厚めのニットでは体温調整がしずらいので、トップスの上に薄めのニットカーディガンを着るなど、暑くなったら調整できるような服装がおすすめですよ。

寒暖差に注意!

冬の北海道は屋内と屋外の寒暖差がとても激しいので、この環境に慣れていない観光客などは体調を崩しやすいかもしれません。屋内ではアウターを脱ぐなど、臨機応変に服装を調整するようにしましょう。

冬の北海道旅行で重宝する便利グッズ

ここまでは基本的な冬の北海道旅行でおすすめの服装について解説してきましたが、ここからは、あるときっと役に立つ便利グッズを紹介していきます。

スマホポーチ・スマホケース

最近、スマホショルダーというものが流行っていますよね。

いつでもどこでもスマホを使う現代人にとって便利なアイテムですが、冬の北海道で長時間スマホを外気にさらしておくのはおすすめできません。

というのも、冬の北海道ぐらい寒い環境ではスマホのバッテリーの減りがめちゃくちゃ早くなるんです。  

低温に強い機種もあるかもしれませんが、スマホの機種によっては動作が鈍くなったり、最悪の場合バッテリー保護のために電源が落ちてしまう可能性もあります。

そのため、冬の北海道では、スマホはアウターの内ポケットなど体温に近い場所に収納しておくのがベストでしょう。

どうしてもスマホを常に外に出しておきたいという方は、ボア製などのスマホポーチやケースで対策をしてみてはいかがでしょうか。

スマホ対応手袋

寒い屋外でスマホを操作する時、手袋を脱ぐのは寒いし面倒ですよね。

手袋を選ぶ際には、スマホ対応手袋を選ぶようにしましょう。

スマホ対応手袋をしていれば、寒い中でスマホで写真を撮ったり、スマホの操作をストレスなく行うことができますよ。

モバイルバッテリー

前述したように、北海道のような寒い環境ではスマホのバッテリーの減りが早いので、モバイルバッテリーは必需品と言っていいでしょう。

冬の北海道に限らず、遠出する時などは持ち歩く方が多いと思いますが、うっかり忘れた場合などは家電量販店などで現地調達してもいいでしょう。

充電式カイロ

昔ながらの使い捨てカイロは、1度きりしか使えないうえに処分が面倒でしたよね。

しかし、今はカイロと言えば充電式カイロの時代です。

充電式なので当然繰り返し使うことができるので環境に優しいですし、モバイルバッテリーとして使えるものもあって、冬の北海道旅行で活躍すること間違いなしです。

防寒タイツ・レギンス

どんなに暖かいアウターを着ていても、下半身が生地の薄いボトムスだと足が冷えてしまいます。

裏ボアなどの暖かいボトムスを履くのも良いですが、この手のボトムスは足を暖めるためにピタッとしたシルエットのものがほとんどなんですよね。

最近主流のカーゴパンツやワイドパンツなどのゆったりしたシルエットのボトムスを穿きたいという方には、インナーに防寒タイツや防寒レギンスをおすすめします。

特に屋外で観光する機会が多いという方は、ボトムスの種類に限らず1枚用意しておくと安心ですよ。

まとめ

冬の北海道観光では・・・

屋外観光がメインの場合は考えうる最善の防寒対策を!屋内観光がメインの場合は体温調整をしやすい服装で!

いかがでしたか?

冬の北海道は寒いのは当然ですが、屋内がとても暖かいため、うまく服装で調整をしないと体調を崩してしまう可能性があります。

せっかくの北海道観光を万全の体調で楽しむためにも、この記事を参考にしっかりと服装の準備をしてみてはいかがでしょうか。