
北海道の靴屋店員激押し!コロンビアのウィンターブーツを詳しく解説します
北海道の靴販売店には秋になるとたくさんの冬靴が並びます。
すべらない冬靴はどれ?
暖かい冬靴が欲しい!
靴販売店で働いていた筆者は、こんなお客様の声に応えるべく、さまざまな冬靴をおすすめしてきました。
そんなたくさんの冬靴を見てきた筆者が特におすすめするのがコロンビアのウィンターブーツです。
コロンビアのウィンターブーツは、防水・防寒・防滑という冬靴に最も必要な3つの性能が、全て高いレベルで揃った靴なんです。
そこでこの記事では、実際に筆者も愛用しているコロンビアのウィンターブーツのおすすめのポイントや性能を詳しく解説していきます。
冬靴選びにお悩みの方や、コロンビアのウィンターブーツが気になっているという方の参考になる記事になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
コロンビアのウィンターブーツの特徴

コロンビアは登山などの過酷なアウトドアシーンを想定したアイテムを扱っており、その高い性能でファンも多いブランドです。
この過酷な環境下に対応する高い性能は靴にも応用されています。
防水機能「ウォータープルーフ」

コロンビアのウィンターブーツには高性能なウォータープルーフ素材が採用されており、完全防水ではありませんが、雪で滲みるということはほぼありません。
特に北海道の厳冬期は雪がサラサラなので、コロンビアのウィンターブーツを履いていれば浸水の心配はいらないでしょう。
履く頻度や環境にもよりますが、実際に筆者は5年くらいコロンビアのウィンターブーツを履いていましたが一度も滲みたことはありません。
保温機能「オムニヒート」「オムニヒートインフィニティ」

「オムニヒート」とは、コロンビア独自の熱反射保温テクノロジーです。
靴内部のシルバーの部分が体の熱を反射し、その熱を利用して靴の中を暖かく保ってくれます。
「オムニヒート」も十分暖かいですが、「オムニヒート」がさらに進化した「オムニヒートインフィニティ」も多くのウィンターブーツに採用されています。
「オムニヒートインフィニティ」は従来の「オムニヒート」よりも熱反射率と保温性が大幅にアップしており、より効率よく体温を反射して靴内を瞬時に暖めてくれます。
ゴールドの反射素材が目印の「オムニヒートインフィニティ」搭載のウィンターブーツなら、厚い靴下も不要で、足元の冷えが気になるという人におすすめです。
防滑機能・ヴィブラム「アークティックグリップ オルテライン」

コロンビアのウィンターブーツの中でも、滑りにくい冬靴として人気のあるサップランドにはヴィブラム「アークティックグリップ オルテライン」という防滑性能に優れたアウトソール(靴底)が採用されています。
ヴィブラム「アークティックグリップ 」とは、イタリアの靴底メーカー・ヴィブラム社が開発した、様々な地表面で優れたグリップ力を発揮し安全性が高いゴム製のアウトソールの事です。
ヴィブラム社のゴム製アウトソールは、1937年に登場すると、それまで主流だった革と釘でできていた登山靴の靴底を一掃し、現在では登山靴をはじめたくさんの靴に採用されています。
これまでコロンビアのウィンターブーツに採用されていたヴィブラム「アークティックグリップ」は-20℃でも硬化しない優れたものでしたが、2024-2025シーズンから、さらに進化したヴィブラム「アークティックグリップ オルテライン」が採用され、濡れた路面から凍結した路面はもちろん、凸凹路面など、より幅広い環境に対応し、北海道の様々な路面状況で優れたグリップ力を発揮します。
コロンビアのおすすめウィンターブーツ

ここからは、北海道の靴販売店で勤務経験がある筆者がおすすめするコロンビアのウィンターブーツを紹介していきます。
コロンビアのウィンターブーツは靴販売店でも大人気で、店頭に並ぶとすぐに売れて目当てのサイズがないということもよくあるので、購入はコロンビア公式サイトがおすすめですよ。
HENRY’S FORK(ヘンリーズフォーク)
「ヘンリーズフォーク」は、コロンビアの名作フィッシングベストをモチーフにした、ブーツには珍しいマルチポケットがついたウィンターブーツです。
ライニングには「オムニヒートインフィニティ」を採用し、ペットボトルなどの再生繊維から作られたサスティナブルな中綿素材「サーモライトエコメイド」も封入されているので、極寒の日でも履き心地は温か。
さらに、インソールと中底には断熱材が設けられているので、底冷えも防いでくれます。
また、アウトソールは細かいラグパターンが施され、防滑性能も高く、機能面とデザイン面が両立した一足になっています。
サイズは23.0cmから29.0cmまでのUNISEXで展開しているので、カップルや夫婦で色違いで履くと可愛いのではないでしょうか。
YELLOWTAIL(イエローテイル)シリーズ
北海道の厳しい冬を乗り切るために一足は持っておきたいのがダウンブーツですが、コロンビアの定番ブーツ「イエローテイル」なら、雪深い場所でも足元が冷えることなく過ごすことができますよ。
ライニングにはコロンビア独自の熱反射保温機能「オムニヒート」を採用しているので、足元の冷えを心配する必要はほとんどありません。
筆者は、「オムニヒート」が採用されていた旧モデル「スピンリール」を愛用していましたが、厚い靴下を履かなくても十分に過ごすことができていましたよ。
冬の観光などで長時間屋外にいる予定があるという人は、迷わずロング丈を選びましょう。
バンジーコードでフィット感を調整すれば雪の侵入を防げるうえ、足首が温かいと体全体も冷えにくくなるので、冷え性という人はロング丈がおすすめです。
ショート丈は雪の侵入や足首が冷えやすいというデメリットがありますが、ロング丈に比べて脱ぎ履きがしやすいので、雪深い場所へは行かないという人や、冬のアウトドアはしないという人におすすめです。
サイズはUNISEXで23cmから29cmまでの展開でハーフサイズはありません。ショートとロングともに全6色ラインナップされていますよ。
イエローテイルには25.5cmなどのハーフサイズはないので、普段ハーフサイズを履いているという人は0.5cm大きいサイズのものを選ぶといいでしょう。靴が小さいとどうにもなりませんが、もし大きければインソールを入れるなどで調整ができるからです。
コロンビアの定番ウィンターブーツ・イエローテイルに、一部店舗、オンラインストア限定で新モデルの「イエローテイル アイスマジック パフィー」が登場しました。
アウトソールには、氷上や雪面で優れたグリップ能力を発揮するコロンビア独自設計の合成繊維配合「オムニグリップアイス」を採用。
冬の様々な路面状況でも滑りにくく、北海道の厳しい路面状況でも安心して歩くことができるでしょう。
アッパーは防水性と耐久性を兼ね備えたコーデュラファブリックが採用されているので、アウトドアシーンでもガシガシ履けますし、バンジーコードでフィット感を調整できるので、靴内への雪の侵入を防ぐこともできます。
ラインニングにはコロンビア独自の熱反射保温機能「オムニフィートインフィニティ」を搭載。従来の「オムニヒート」から進化したゴールドの反射素材が効率よく体温を反射し、足元を瞬時に温かくしてくれます。
「イエローテイル アイスマジック パフィー」は高い防滑性能と保温性を兼ね備えているので、高性能で長く履けるダウンブーツを探しているという人におすすめですよ。
SAPLAND(サップランド)シリーズ
靴販売店で勤務経験がある筆者が特におすすめするコロンビアのウィンターブーツが「SAPLAND(サップランド)」シリーズです。
サップランドの名前の由来は、コロンビアのホームタウンであるポートランドと、その姉妹都市である札幌の2つの都市の冬の厳しい環境が似ていることから、両都市で快適に履ける靴を開発したことに由来します。
そんなサップランドの特徴は、
- ウォータープルーフ
- オムニヒートインフィニティ
- ヴィブラム「アークティックグリップ オルテライン」
というハイレベルな機能を3つも揃えたことにより、防水性能・保温性能・防滑性能がコロンビア史上最強という点です。
今シーズンのサップランドは、「サップランド スリー」から「サップランド フォー」へとさらに進化を遂げています。
最も大きな変更点は、アウトソールのポッズが昨シーズンまでの10個から、史上最多の12個に増えた点です!
サップランドの最大の特徴である、アウトソールのヴィブラム「アークティックグリップ オルテライン」
そのアウトソールのザラザラした箇所がポッズです。 ポッズが増えたことにより、さらにグリップ性能が向上しています。
凍結路面や濡れた路面はもちろん、凸凹路面など幅広い環境で安定したグリップ力を発揮する、まさに北海道の雪道に最適なアウトソールと言っていいでしょう。
また、ラバー部分は細かな突起が特徴のヴィブラム「トラクションラグ」へアップデートにされ、様々な路面で安定して歩くことができます。
さらに今シーズンからミッドソールの厚みも増し、クッション性も強化されている点に注目です。
これまでのサップランドの弱点だった、ミッドソールの薄さからくる冷えも、昨シーズンあたりから改善されつつあり、隙のない最強のウィンターブーツへの進化はまだまだ止まりません。
もちろん靴内には「オムニヒートインフィニティ」が採用されているので、体の熱を素早く反射して高い保温性を発揮してくれます。
また、サップランドは性能が優れているにもかかわらず、冬靴には見えないスタイリッシュな見た目も魅力です。
冬靴と言えばゴツいイメージがあるかもしれませんが、サップランドはスニーカーのような見た目で、カラーバリエーションと種類が豊富なので、冬も足元はオシャレに決めたいという人にもおすすめです。
サイズはUNISEXで展開されており、23.0cmから29.0cmまでラインナップされています。カラーは6色展開ですよ。
サップランドのサイズ感は「やや細め」なので、足の形状が幅広という人や、厚い靴下を履きたいという人は、1サイズ大きめがおすすめです。
サップランドシリーズの上位モデル「サップランド フォー ラックス」は、アッパー素材にコーデュラファブリックとレザーを組み合わせることで醸し出す高級感が、まさに「ラックス=ラグジュアリー」な1足です。
コーデュラファブリックを組み合わせたことにより耐久性も高く、もちろん防水性能も申し分ありません。
撥水性の高いオイルヌバックレザーのため、多少の傷やシワ、色ムラが出やすいですが、履いていくうちに味が出てくるのも魅力ですよ。
サイズはUNISEXで23.0cmから29.0cmまでラインナップされています。
サップランドシリーズの中で個人的にイチオシなのが「サップランド フォー ラックス」のサイドゴアタイプです。
レザーで高級感のある佇まいはレースタイプと同様ですが、サイドゴアなので脱ぎ履きが楽という点がおすすめポイントです。
サップランドに限らず、ファスナータイプの冬靴は脱ぎ履きがやや面倒というのがネックですが、このサイドゴアのサップランドは履き口が大きく開くようになっているので、スッと足を入れることができてラクチンなんです。
筆者は昨シーズン購入しましたが、手を使わずに履けるのがとても楽で、さらに滑りにくいのでこればっかり履いていました。
デザインがシンプルなので、ビジネスから旅行まで幅広いシーンで履くことができ、1足あると重宝しそうですよね。
サップランドの女性向けライン「サップランド スリー ディーヴァ 」は、通常モデルよりもやや丸みを帯びたシルエットが魅力です。
しなやかなシルエットとポリエステルとシンセティックレザーが特徴で、とても上品な1足になっています。
サップランドのメンズライクな感じが好みではないという女性の方は、こちらを試してみてはいかがでしょうか。
レースタイプとジップタイプがあり、サイズは22.5cmから25.0cmまでラインナップされています。コロンビア公式サイトとAmazonでは、靴量販店や他ECサイトではほぼ取り扱いの無いハーフサイズを購入することができますよ。
最後に
いかがだったでしょうか?
コロンビアのウィンターブーツはこの記事で紹介した他にも種類がたくさんあるので、気になるという人はぜひコロンビア公式サイトをチェックしてみてくださいね。
また、靴量販店ではコロンビア自体の取り扱いが無かったり、サップランドのハーフサイズの取り扱いが無い場合が多いので、購入はコロンビア店舗かラインナップとサイズが充実しているコロンビア公式サイト(税込¥3000以上で送料無料)やAmazonがおすすめですよ。
北海道の冬靴事情についてはコチラの記事でも詳しく解説していますので、併せて読んでいただくと冬靴選びが捗りますよ。







































