夏フェス・音楽フェスで雨が降ったら長靴は必要?フェス経験者の靴屋店員がおすすめを紹介します
2024年もたくさんの夏フェス・音楽フェスが開催予定となっていますが、準備は進んでいますか?
フェスの準備で頭を悩ますのが、雨が降った時の備えですよね。
その中でも、長靴を履いていくかそれとも持っていくかどうするかで迷っているという人も多いのではないでしょうか。
足元がぐちゃぐちゃになるフェスでは長靴は必要なの?
オシャレな長靴でフェスを楽しみたい!
そんな声にお応えすべく、この記事ではフジロックに10年以上参加し靴販売店で勤務経験のある筆者が、長靴の必要性やおすすめの長靴を解説・紹介していきます!
この記事を読めばフェスの足元問題を1つ解消できるようになっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
おすすめのレインウェアについてはコチラの記事で詳しく紹介していますので、併せて参考にしてみてくださいね。
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フェスによっては長靴が必要!
そもそも、夏フェスで長靴は必要なのか?という疑問ですが、フェスによっては必要な場合があります。
長靴が必要なのは、自然が多く地面が舗装されてない土が多い場所で開催されるフェスです。
特に山で開催されるフジロックは雨が降ることが多く、舗装されていないエリアも多いので、長靴を用意することをおすすめします。
フジロック程の自然型フェスではなくても、少しでも地面が土になっていると意外と足元の状況は悪くなるので、靴を濡らしたくないという人は長靴を用意しておくといいでしょう。
また、アスファルトで塗装されていても1日中雨が降ると、当然靴は濡れてしまうので、雨が心配という人は長靴を用意しておくと安心です。
長靴があると雨でも快適!
人間にはどうしようもできないフェスの天候ですが、雨の場合に備えて長靴を用意しておけば、たとえ雨が降っても足元を気にせずフェスを楽しむことができます。
長靴を用意することで得られるメリットを解説していきます。
足元が絶対濡れない
長靴は完全防水なので、足が絶対に濡れません。
防水加工がされていないスニーカーは、雨に濡れると水が滲みてきてかなり不快なうえ、フェスではその濡れた靴をずっと履くことになるので、テンションが下がってしまいます。
1日参加ならまだしも連日参加の場合は、靴が乾かないのでずっと濡れた靴を履く羽目になります。
実際に筆者はずぶ濡れのスニーカーで2日間過ごしたことがありますが、不快感に加えて疲労も半端なかったです。
しかし長靴を履いていれば、このような不快な思いをせずに快適に過ごすことができ、ストレスを減らすことができるんです。
雨が降る心配をしなくて済む
長靴を用意しておくと、雨が降る心配というストレスを減らすことができます。
雨が降らなくても、普通のスニーカーの場合「雨が降ったらどうしよう」という心配を常にすることになりますよね。
完全に1日中晴れの予報なら心配はいらないかもしれませんが、近年はゲリラ豪雨も多いことに加え、曇りの場合は雨が降る可能性も捨てきれませんよね。
しかし長靴を用意しておけば、雨が降る心配をしなくて済み、ストレスを1つ減らすことができます。
フェス以外でも使える
長靴はフェス以外でも意外と使えて重宝します。
雪が降る地域に住んでいる場合はもちろん出番が多いですし、それ以外の地域でも大雨や台風接近時などに履くことができますよね。
キャンプなどのアウトドアでも活躍したりと、長靴は1足あると意外と重宝するので、フェスを機会に購入するのもおすすめです。
おすすめの長靴
夏フェスにおすすめの長靴は、しっかりとした作りの長靴メーカーやアウトドアブランドの長靴です。
ホームセンターなどの安価な長靴は破損しやすく、デザインもイマイチなものが多いので、作りがしっかりとしたものを選びましょう。
長靴のおすすめの選び方
長靴を選ぶ際に気を付けてほしいのがサイズ感です。
長靴には23.5cmや25.5cmなどのハーフサイズがない場合が多く、普段ハーフサイズを履いている人は迷うことがあるかもしれませんが、例えば23.5cmの人は24cmを選ぶなど、大きめのサイズがおすすめです。
そもそも長靴はスニーカーと違い、アウトソールが薄かったり硬いことが多く長時間の歩行には向いていません。
たくさん歩くことになるフェスで履くためには、クッション性があるインソールを入れましょう。
インソールを入れるとサイズ感が小さくなるので、長靴は1サイズ大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。
また、長靴のデザインによっては筒周りが細身のものもあるので、購入前に自分のサイズを予め測っておきましょう。
長靴は完全防水なので破損しない限り水の侵入を防いでくれますが、靴内の湿気の逃げ場ばがなくムレやすいのが欠点です。通気性の良いインソールを入れたり、靴用の消臭スプレーをこまめに使うのがおすすめです。
日本野鳥の会の長靴
まずおすすめなのが、日本野鳥の会の長靴です。
日本野鳥の会は、野鳥や自然を愛する人々が集い「野鳥も人も地球のなかま」をかかげて活動する自然保護団体です。
この日本野鳥の会が販売しているのが、今やフェス長靴の定番の1つとなったバードウォッチング長靴です。
この長靴の最大の特徴は、丸めてコンパクトに収納することができ、軽量で持ち運びが便利という点です。
フェスの荷物を軽くしたいという人や、会場に持ち込みたいという人におすすめですよ。
軽量で歩きやすいですがソールが薄めなので、インソールや厚めの靴下を入れて履くといいでしょう。
足首をフィットさせる作りになっており、脱ぎ履きが多少きついので、1サイズ大きいサイズを選ぶのがおすすめです。全国の長靴販売店などで試着することができ、取扱店舗は日本野鳥の会HPから確認できますよ。
ミツウマの長靴
北海道民にはお馴染みの北海道が誇る長靴メーカー「ミツウマ」の長靴は、フェスにもおすすめです。
繋ぎ目のない一体成型製法で耐久性・対候性に優れており、汚れが付きにくくお手入れが簡単です。
ショート丈とロング丈があり、好みで選ぶことができるのも魅力です。
さらに、付属のゴムでコンパクトに折りたたむこともでき携帯に便利ですよ。
HUNTERの長靴
フェスのオシャレ長靴の代表格「HUNTER(ハンター)」のオリジナルトールレインブーツは、フェスに限らず街中でも履いている人が多いので、知っている人も多いのではないでしょうか。
ハンターの長靴が人気になったきっかけは、イギリスの老舗フェス・グラストンベリーでモデルのケイト・モスが履いていたことに始まります。
グラストンベリーは農場で開催されるため少しでも雨が降ると田んぼ状態になるんですが、実用的でシュッとしたデザインの長靴を履きこなすケイト・モスの姿は注目を集め、ハンターの長靴は瞬く間に世界中で人気となり、今では街中でも見かけるようになりました。
筆者も若い頃はハンターの長靴をフジロックで履いていました。
履くだけでフェスの気分が上がりオシャレになりますが、野鳥の会の長靴に比べると重いため長時間履いていると疲れやすく、持ち運びが難しいという欠点もあります。
そのため、筆者はクッション性が高いインソールを入れたり、長靴を含む荷物を前もって宿泊先に送るなどしていました。
フェスによっては、丈が短いチェルシーブーツでも十分雨を防げますよ。
チェルシーブーツは雨の日の普段履きとしても活躍するので、フェスを切っ掛けに検討してみるのもいいのではないでしょうか。
Columbiaの長靴
レインウェアやスノーブーツなどで定評のあるアウトドアメーカー・Columbia(コロンビア)の長靴は、フェスやキャンプなどのアウトドアシーンにピッタリな1足です。
ショート丈で歩きやすく、機能性とファッション性を併せ持つスタイリッシュなシルエットは、オシャレも楽しみたいフェスにおすすめです。
インソールは厚底でクッション性に優れたEVA素材を採用し、アウトソールも厚く、不整地や泥の中でも歩きやすくなっています。
ロング丈もありますよ!
長靴の他にも、コロンビア公式サイトではフェスにおすすめのアイテムがたくさんラインナップされているのでぜひ1度チェックしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
夏フェスは雨が降らないに越したことはありませんが、いざ雨が降った時に長靴があれば焦らずにフェスを楽しむことができますよ。
長靴は1足あると意外と普段使いもできるので、フェスの準備の機会に検討してみてはいかがでしょうか。
この記事が夏フェスを楽しむための参考になれば幸いです。