夏フェスでサンダルは履ける?おすすめのサンダルと注意点をフェス経験者の靴屋店員が紹介します

夏は普段サンダルで過ごすという人が多いと思いますが、フェスでは歩きやすさや怪我の予防を兼ねてスニーカーで行くという人が大半です。

しかし、どうにかしてサンダルで参加したいと考えている人も多いのではないでしょうか。

足がムレるのが嫌だからサンダルでフェスに参加したい・・・

サンダルでフェスに参加するのは危ない?

オシャレで機能的なフェスにおすすめのサンダルはある?

こんな疑問や不安をお持ちの方のために、この記事では、フジロックに10年以上参加し靴販売店で勤務経験があるある筆者が、フェスにおすすめのサンダルや注意点を詳しく紹介します!

フェス初参加という人はもちろん、フェス常連の人にも参考になる記事になっていますので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

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夏フェスでサンダルは履いてもいい?

フェスと言えば、たくさんのアーティストのライブを観ることができるのが魅力ですよね。

ライブではスニーカーを履く人が多いと思いますが、もちろんフェスでもスニーカーが1番好ましいでしょう。

しかし、真夏に多く開催されるフェスではスニーカーは暑く感じるので、サンダルで参加したいと思っている人も多いのではないでしょうか。

近年のフェスは多様化しており、フェスの環境や過ごし方によってはサンダルを履いていくのも実はアリなんです。

また、フェス会場も開催を重ねるにつれ環境が整備されていくこともあるので、会場の環境をよくチェックしてからサンダルで行くかどうかを検討するようにしましょう。

こんな人にはサンダルがおすすめ

筆者が長年参加していたフジロックは、山での開催ということもあり日本のフェスの中でも環境が厳しいフェスとして有名ですが、そんなフジロックでもサンダルを履いている人はいるんです。

サンダルでフェス参加に向いているのはどんな人なのか、詳しく見ていきましょう。

小規模なフェスに参加する人

今や日本全国で大規模なものから小規模なものまで数多くのフェスが開催されていますが、その中でも小規模のフェスは、人の密集度も低く、会場もコンパクトなので足への負担もそれほどなく、サンダル参加のハードルは低いでしょう。

また、小規模フェスの中でも家族での来場が多いフェスや、アウトドアやアートをメインにしたフェス、出演アーティストの傾向がロックなどではない場合も、ゆっくりと楽しむ人が多いので、サンダルでも十分過ごすことができそうです。

まったりのんびり過ごす人

大規模なフェスでロック系の出演者が多いフェスでも、人によってはサンダルで参加することも可能です。

フェスと言っても楽しみ方は人それぞれなので、ライブはそこそこに友達とワイワイ過ごしたり、のんびり過ごすという人もいますよね。

そんな人はサンダルでフェスに参加しても問題ないでしょう。

サンダルはスニーカーよりもリラックス感が増すので、フェスでのんびり過ごしたいという人にはサンダルがおすすめです。

ライブは後方で見るという人

ライブはステージ前方で観ることはなく、人口密度の低い後ろの方で観るという人もサンダルでフェスに参加してもいいかもしれません。

ステージの前方は人口密度が高く、特に最前付近はぎゅうぎゅうなので足を踏まれる可能性が高いため、サンダルで突撃するのはもちろんおすすめできません。

しかし、人もまばらなステージ後方で観る場合は足を踏まれるなど怪我の可能性は低いので、サンダルでも楽しむことができるでしょう。

水に入れるフェスに行くという人

具体的に言うと、会場敷地内に小川が流れていたりなど、水辺があって足を入れたり水遊びができる環境があるフェスです。

例えば、フジロックでは会場内に川が流れており、天気が良ければ足を入れてクールダウンしたり、のんびりしている人が多く、このような体験をしたい人にはサンダルがおすすめです。

ただし、岩場など足場が不安定な場合が多いので、しっかりとした作りのサンダルを履くようにしましょう。

フェスでサンダルを履く際の注意点は?

前述したように、フェスの環境や過ごし方によってはサンダルで参加しても問題はないでしょう。

しかし、サンダルで参加するにあたって、注意点もあるので詳しく見てみましょう。

しっかりした作りのサンダルを選ぶ

一口にサンダルと言っても様々な種類がありますよね。

その中でもフェスにおすすめなのは、アウトドアメーカーのしっかりとした作りのスポーツサンダル(またはアウトドアサンダル)です。

逆におすすめできないのは、シャワーサンダルやビーチサンダル、ミュールなどのストラップがついていないサンダルです。

特に女性用のヒールの高いサンダルはフェスには向いていないので、やめておきましょう。

シャワーサンダルはおすすめ?

水に入る時や、キャンプをするという人は、シャワーサンダルなどのサッと履けるものを靴とは別に用意しておくと便利なので用途によってはおすすめですよ。

虫刺されや日焼けをしやすい

サンダルは基本的に素足で履くという人が多いと思うので、虫に刺されたり、日焼けをしてしまう可能性があります。

特に自然が多い環境でのフェスは虫が多いので、虫よけスプレーや虫よけリングで対策をしたり、サンダルに靴下を履くのも近年はトレンドなので虫対策の一つとしておすすめですよ。

日焼け対策としては、ウォータープルーフの日焼け止めや、レギンスや靴下での対策がおすすめです。

怪我に注意が必要

サンダルは素足で履くことによって、一般的な靴よりも涼しいというメリットがありますが、その反面、怪我をしやすいというデメリットがあります。

先述した「こんな人にはサンダルがおすすめ」の項で紹介した過ごし方であれば怪我をする可能性は低いですが、モッシュピットやステージ最前付近では足を踏まれて怪我をしてしまう可能性があります。

スニーカーやトレッキングシューズであれば、ある程度怪我のダメージを抑えることができますが、サンダルの場合は守られている範囲が少ないため、ダメージが大きくなってしまうかもしれません。

怪我の可能性を減らすためにも、後ほど紹介するKEENのニューポートなどのしっかりとしたスポーツサンダルを選ぶようにしましょう。

フェスにおすすめのサンダル

サンダルを履く場合のフェスでのおすすめの過ごし方や、サンダルでフェス参加する際の注意点を紹介してきましたが、これらを考慮したうえでおすすめのサンダルを紹介していきます。

夏フェスでのサンダル選びの参考にしてみてくださいね。

KEEN「ニューポートH2」

フェスサンダルの代名詞として人気を誇るKEENニューポートH2は、夏フェスや夏のアウトドアで愛用者が多いサンダルです。

ニューポートH2の最大の特徴は、水の中にもガンガン入っていける水陸両用サンダルという点です。

ニューポートH2の「H2」は、水の元素記号「H2O」を意味していることからも分かる通り、海辺でのマリンスポーツや川辺でのアクティビティなど、水辺での利用に適しています。

このことから、雨がつきものの夏フェスでは雨が降っても履けるサンダルとして重宝されています。

また、クッション性に優れたソールはしっかりとした厚みがあるので長時間の歩行でも疲れにくく、凸凹な道や濡れた場所でも滑りにくい優れたグリップ力を持ったアウトソールは、様々な環境のフェスで性能を発揮します。

ニューポートH2のもう一つの大きな特徴は、つま先を守る「トゥ・プロテクション」です。

頑丈なラバートゥバンパーがつま先を確実に守ってくれるので、スニーカーよりも安心して人が密集した場所へ行くことができます。

ニューポートH2にはメンズ・レディースの他にも、トドラー(ベビー)サイズ、リトルキッズ(キッズ)サイズ、ビッグキッズ(ジュニア)サイズがあるので、家族でお揃いで履くこともできますよ。

サイズ感は?

ニューポートH2のサイズ感はやや小さめなので、普段よりも1サイズ大きめがおすすめです。素足に履くなら0.5~1.0cm大きいサイズ、靴下を履く場合は1.0cm大きめでもいいかもしれません。

KEEN公式サイトで購入すると、購入後30日以内であれば返品可能な30日間のトライアル期間があるので、履き心地をじっくりと試すことができます。

KEEN公式サイトでは既に完売になっているものもありますが、楽天やAmazonではまだ購入できるので、併せてチェックしてみてください。

Columbia「シャンダル」

様々なアウトドアシーンで活躍するアイテムを展開しているColumbia(コロンビア)からは、昨シーズンから「シャンダル」というアイテムが登場しました。

「ヘイジーブリーズ」はアッパー部分がポリエステルとメッシュの切り替えで耐久性と通気性があり、グリップ力と安定感のあるアウトソールは一般的なスニーカーよりも頑丈な作りになっています。

ミッドソールは柔らかいのでたくさん歩くフェスでも快適に過ごすことができますよ。

まさに、「シューズより快適、サンダルより安心」というキャッチフレーズの通り、シューズとサンダルの良いとこどりのシューズなので、サンダルは不安だけどシューズは暑いという人におすすめです。

「スライブ リバイブ シャンダル」は、よりトレンド感があり、フェスファッションにこだわりたいという人におすすめです。

雲のような特徴的なフォルムのミッドソールは、コロンビア最高峰のクッショニングを持つ「テックライトプラッシュ」を採用し、足への負担を軽減するとともに耐久性にも優れています。

アウトソールはトレッキングシューズにも搭載されている「アダプトトラックス」が採用されているので、濡れた道や砂利道など様々なフェスの環境下でグリップ力を発揮します。

お揃いで履ける!

「ヘイジーブリーズ」のサイズ展開はUNISEXで22.0cm~29.0cmとなっており、「スライブ リバイブ シャンダル」はメンズ・レディースでカテゴリが分かれていますが、デザインは同じなのでカップルでお揃いで履くことができます。

コロンビア公式サイトでは、会員登録をすると3,000円以上で送料無料、ポイントもつくのでぜひ1度コロンビア公式サイトをチェックしてみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?

サンダルでの夏フェス参加は危ないのではと思う人が多いかもしれませんが、KEENのニューポートH2や、コロンビアのシャンダルなどの高性能なスポーツサンダルであれば、フェスの環境や過ごし方しだいではフェスに最適なシューズになりえます。

もちろん夏フェス以外でも、普段使いやアウトドアシーンでも活躍するので、ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。

この記事があなたの夏フェス準備の参考になったなら幸いです。